映画放送趣味の部屋 ~ メロドラマ
メロドラマとは、音楽が入った通俗劇という意味であるが、ここから男女の恋愛や、家族の葛藤、難病など、通俗的で感傷的なテーマを扱った 作品をさすようになる。このジャンルの誕生は、リリアン・ギッシュ扮する田舎娘が分不相応だと考えて、恋人をほかの女性と結婚させるというストーリーの 1919年に製作されたサイレント映画『清らかなるスージー』だといわれている。メロドラマは瞬く間に女性たちの心をつかみ、ハリウッド黄金期には、ベティ・デイヴィスやグリア・ガースンらスター女優を起用して『情熱の航路』(42)や『ミニヴァー夫人』(42)のような良質のメロドラマが多数制作された。