映画放送趣味の部屋 ~ プロダクション・コード
アメリカ映画製作者配給者協会(MPPDA)が、映画の中での過激な性描写や暴力描写などを規制するために1930年に設定した規定。年 々過激さを増すハリウッド映画の内容を取り締まる為に、ウィル・へイズ率いるMPPDAは「悪人は必ず罰せられる」、「婚前の性交渉は見せてはならな い」、「宗教や組織団台を侮辱してはいけない」などの一般規則を施行してゆくことを表明。34年になるとコードの規制はより厳しくなり、「未婚のカップル はベッドを共に出来ない」、「キスは3秒まで」など現代では考えられないコードが施行されていた。ハリウッドのメジャー・スタジオはこの独自の規則に従っ て映画製作を続けてゆくが、作品の表現をめぐってMPPDAと映画製作者たちが争うことも少なくなかった。時代が移り変わってヨーロッパで『不良少女モニ カ』(52)や『素直な悪女』(56)などが公開されて性の解放が活発になり、54年に協会の会長であったジョセフ・ブーリンが辞任すると、規制範囲外の 暴力やセックスを売り物にした低予算映画が数多く登場するようになった。66年にジャック・バランティが会長に就任するとプロダクション・コードは大幅に 改定されて、68年にはアルファベットによる4段階[G、M、R、X]の入場者の年齢を基準にしたシステム「レーティング」が採用された。