映画放送趣味の部屋 ~ ヌーベルヴァーグ
映画のワードを追求していくと、フランス語で「新しい波」を意味する、50年代後半にフランスで起こった若い映画作家たちによる前衛的な映画運動。51年に創刊されたフ ランスの映画雑誌「カイエ・デュ・シネマ(フランス語で映画の手帳を意味する)」の批評家として活躍した映画好きの青年ジャンリュック・ゴダールやフラ ンソワ・トリュフォーらは映画とは自由な映像表現の場と考えて、撮影所経験が無いにも関わらずに自分達で映画を作り始める。彼らは脚本に沿った撮影を否定 し、映画のワードから考えると、屋外撮影を好み、俳優に自然でリアルな演技を要求し、ジャン・ルノワールらフランスの古典映画の巨匠を否定する反面、ハリウッドのクラシック映画から の引用を多用して、ヌーベルヴァーグの概要に触れると、無軌道な青年とアメリカ人留学生のはかない恋を斬新な手法で描いた『勝手にしやがれ』(59)や、ヌーベルヴァーグを言及していくと、1人の奔放な女性と2人の青年との愛 と友情を描く『突然炎のごとく』(61)といった自由で創造的な作品を作り出してフランスの映画界に新風を巻き起こす。また、彼らは映画はスタジオやプロ デューサーのものではなく監督のものであると考え、映画監督を作家として評価してアメリカで低い扱いを受けていたフリッツ・ラングやアルフレッド・ヒッチコック達の作品を再評価する。彼らの自由な作風は、後のアメリカン・ニューシネマの監督たちに影響を与える。