映画放送趣味の部屋 ~ トッドAO
エリザベス・テイラーの 三人目の夫で、興行師のマイケル・トッドが発表したワイド・スクリーンの一つ。アメリカン・オプティック・カンパニーのオブライエン教授が開発した、巨大 なパノラミック魚眼レンズによって撮影された映像は、35ミリの約二倍の長さの65ミリ・フィルムを使用することもあって画質は鮮明なうえに、1台の映写 機でシネラマ並 みの大きさ(縦横比1:2.066)の映像を提供することが出来た。通常は65ミリのネガで撮影し、6チャンネルのサウンドトラックにつき70ミリのプリ ントに焼きつけられる。55年に製作されたミュージカル映画『オクラホマ!』で初めて使用され、翌年マイケル・トッドはトッドAOを駆使して大作『80日 間世界一周』(56)を発表。後に20世紀フォックスがトッドAOを購入して、スタジオが60年代に製作したスペクタクル映画などに使われた。