映画放送趣味の部屋 ~ トーキー
セリフと音響を画面にシンクロさせた映画をさす。映像と音の融合は映画創生期から試みられ、映画のワードについて言及すると、各映画スタジオは映画のトーキー化を進めるが 技術的な問題で実験の域を出ることはなかった。しかし、映画のワードに関連する説明をすると、映画産業に投資する電話業界とラジオ業界の協力の下で技術は飛躍的に向上し、1926年にワーナー・ブラザーズ社はウェスタン・エレクトリック社が開発したディスク式トーキー「バイタフォン」を使って伴奏音楽と効果音をシンクロさせた『ドン・ファン』を公開。翌27年にはアル・ジョルスンを主演に迎えて初めて俳優の声と歌をシンクロさせたトーキー『ジャズ・シンガー』を発表して興行的成功を収める。『ジャズ・シンガー』のヒットよってハリウッド映画はサイレントからトーキーに移行してゆき、翌年にはセリフ、伴奏音楽、効果音などすべての音を聞くことの出来る最初の映画『ニューヨークの灯火』が製作される。音楽やセリフ、効果音のおかげで映画はよりドラマティックでエキサイティングになり、豪華な歌と踊りが売りのミュージカル映画、テンポの速い会話を売りにしたソフィスティケーテッド・コメディ、カー・チェイスやマシンガンの派手な効果音を売りにしたギャング映画など新しいジャンルを生んだ。 トーキーの語源は、英語の「Talk(話す)」に「Movie(映画)」の「ie」を合わせたものだと言われている。