映画放送趣味の部屋 ~ アバンギャルド映画(前衛映画)
20年代にヨーロッパで興った前衛映画運動。エンターテイメントを追求する一般映画とは一線を画し、古典的なものを否定して新しい芸術的 表現を模索していた芸術家たちは、スクリーンをキャンバスに見立てて新しい映像による芸術的な表現の可能性を追求して難解な映画を続々と製作する。ルイ ス・ブニュエル監督が、シューレアリズムの画家サルバトーレ・ダリと組んで制作した17分の短編『アンダルシアの犬』(28)によってアバンギャルド映画 は一つの頂点を極める。50年代頃から活動が注目されだしたニューヨークを拠点に活動したオフ・ハリウッド派の映像作家たちは前衛的な作品も数多く制作し、ポップ・アートの草分け的存在である芸術家のアンディ・ウォーホルは、眠りや食事、散髪など日常的な行動を延々と撮った奇妙な映画を数多く製作した。